TBS系日曜劇場『VIVANT』では、海外を思わせる壮大な風景だけでなく、日本国内でもさまざまな場所で撮影が行われました。
そのなかでも物語上、重要な役割を担ったのが島根県です。主人公・乃木憂助のルーツに関わる場面を中心に、松江市・出雲市・奥出雲町がロケ地として登場しています。
島根県観光連盟の公式「VIVANT×島根県ロケ地MAP」では、前作の撮影場所として県内7か所が紹介されています。
この記事では、それぞれのロケ地と登場シーン、アクセスや聖地巡礼するときのポイントまでまとめました。
『VIVANT』のロケ地をいくつか巡る予定なら、宿泊を組み合わせると移動に余裕を持たせやすくなります。松江・出雲・奥出雲をまとめて観光したい人は、事前に宿泊エリアも確認しておくと予定を立てやすいでしょう。
VIVANTの島根での撮影場所はどこ?主なロケ地を紹介
『VIVANT』の島根ロケは、主に松江市・出雲市・奥出雲町で行われました。
乃木の過去を公安の野崎守が調べていく場面や、乃木の両親の回想シーンなどで登場するため、ドラマを見返してから訪れると作品の世界をより身近に感じられるでしょう。
島根県内で撮影された主なロケ地
島根県観光連盟が公開している公式ロケ地は、次の7か所です。
| ロケ地 | エリア | 主な登場シーン |
|---|---|---|
| 島根県庁・国宝松江城大手前 | 松江市 | 野崎が島根県庁へ向かう場面、乃木と山本の会話 |
| 本庄小学校 | 松江市 | 乃木が通っていた東舞鶴小学校として登場 |
| 旧大谷小学校 | 松江市 | 乃木が過ごした児童養護施設の場面 |
| 出雲大社 | 出雲市 | 乃木の両親の結婚式 |
| 櫻井家住宅・可部屋集成館 | 奥出雲町 | 乃木の実家として登場 |
| 大原新田付近 | 奥出雲町 | パトカーが棚田沿いを走る場面など |
| 鬼の舌振 | 奥出雲町 | 若き日の乃木卓が勉強する回想 |
観光地として有名な出雲大社や松江城だけでなく、奥出雲の歴史ある住宅や自然豊かな景勝地も撮影場所に選ばれています。
乃木家の背景を描くうえで、島根ならではの風景が効果的に使われていたことが分かります。
どのシーンで島根の撮影場所が登場した?
松江市では、公安の野崎が乃木の過去を追う場面が多く撮影されています。
島根県庁周辺は、野崎が乃木の正体を探るため島根へやって来て、県庁へ向かうシーンに登場しました。
また、国宝松江城大手前では、乃木が同期の山本にサーバールームへの侵入を依頼する場面が撮影されています。2人が缶コーヒーを手に話していた場所として印象に残っている人もいるでしょう。
松江市の本庄小学校は、乃木が学童期に通っていた京都の「東舞鶴小学校」という設定で使用されました。
一方、旧大谷小学校は、幼少期の乃木が過ごした児童養護施設「丹後つばさ園」のロケ地です。木造校舎の雰囲気が、乃木の複雑な過去を振り返る場面にマッチしています。
出雲市の出雲大社神楽殿では、第9話に登場した乃木卓と明美の結婚式を撮影。親族に囲まれて幸せそうな2人の姿が描かれ、その後の運命を知る視聴者にとって印象深い回想シーンとなりました。
さらに奥出雲町では、乃木の実家や父・卓の若いころを描く場面が数多く撮られています。
撮影場所として使われた島根のスポットを詳しく紹介
島根県内の『VIVANT』ロケ地は、単にドラマの撮影場所というだけではありません。
国宝や歴史的な建造物、棚田、渓谷など、島根観光としても楽しめるスポットが含まれています。作品を知らない同行者がいても、観光を兼ねて巡りやすい点が魅力でしょう。
ロケ地の場所と特徴
まず松江市の代表的なロケ地が、島根県庁・国宝松江城大手前です。
松江城は現存12天守の一つで、天守は国宝に指定されています。ドラマで使われた大手前周辺を歩いたあと、そのまま松江城観光を楽しめるのも嬉しいところです。
出雲市では、日本を代表する神社の一つである出雲大社が登場。乃木の両親が結婚式を挙げる場面は神楽殿で撮影されました。
そして『VIVANT』の世界観をじっくり味わいたい人に注目してほしいのが奥出雲町です。
櫻井家住宅・可部屋集成館は乃木の実家として使われ、高校生の乃木が実家を訪れるシーンや、若いころの卓と明美の場面などが撮影されました。
また、奥出雲町の大原新田付近では棚田沿いをパトカーが走る場面や田植えのシーンを撮影。鬼の舌振では、学生時代の卓が川辺で勉強する回想シーンなどが撮られています。
ドラマに映った景色と実際の様子
『VIVANT』では、島根の自然や歴史的建造物が物語の背景としてそのまま生かされています。
特に櫻井家住宅は、昔ながらの建物と庭園が乃木家の歴史を感じさせる場面に登場しました。「乃木の実家」としてドラマを見ていた人にとっては、実際に目の前にすると印象深いロケ地でしょう。
一方、大原新田付近では奥出雲らしい山あいの棚田風景が映し出されています。
建物そのものを見るロケ地巡りとは違い、「ドラマに映っていた風景を探す」という楽しみ方ができる場所です。
鬼の舌振は巨岩と清流が織りなす自然景勝地。ドラマでは卓の青春時代を描く舞台となりましたが、撮影時とまったく同じ場所へ入れるとは限らない点には注意してください。
撮影時のエピソードはある?
『VIVANT』と島根県には、作品以前からつながりがあります。
島根県が公開したロケ地マップでは、原作・演出を担当した福澤克雄氏が、島根との縁はドラマ『砂の器』から始まったと紹介しています。
島根の景色や食に魅力を感じていたことにも触れており、『VIVANT』でも島根の映像が必要だと考えて撮影したことが語られました。
こうした背景を知ってからドラマを見返すと、「なぜこの場所が選ばれたのか」という視点でも楽しめそうです。
島根のVIVANTロケ地を巡るときのポイント
『VIVANT』の島根ロケ地は、一つのエリアに集中しているわけではありません。
松江市・出雲市・奥出雲町に分かれているため、すべてを一度に回ろうとすると移動時間が長くなります。
行きたいロケ地をあらかじめ絞り、エリアごとに計画を立てると巡りやすくなるでしょう。
ロケ地へのアクセス方法
公共交通機関を利用する場合、比較的アクセスしやすいのが松江城と出雲大社です。
松江城周辺には路線バスの停留所があり、JR松江駅方面から移動できます。
出雲大社へは、JR出雲市駅からバスなどを利用してアクセスできます。
一方、奥出雲町はロケ地同士が離れているため、複数スポットを効率よく巡るなら車を利用したほうが予定を組みやすいでしょう。
松江・出雲・奥出雲まで複数のロケ地を巡りたい場合は、島根県内で1泊以上するプランもおすすめです。
松江城周辺を中心に巡るなら松江市内、出雲大社を中心に観光するなら出雲市周辺のホテルを選ぶと、翌日の移動もしやすくなります。
周辺で一緒に立ち寄りたい観光スポット
松江市のロケ地を巡るなら、国宝松江城の天守まで見学するのがおすすめです。
ドラマに登場した大手前を確認するだけでなく、城内へ入れば松江観光そのものを楽しめます。
出雲大社周辺では、参拝に加えて神門通りの散策を組み合わせると一日を過ごしやすくなります。
奥出雲では、櫻井家住宅・可部屋集成館と鬼の舌振を組み合わせれば、『VIVANT』のロケ地と地域の歴史・自然をまとめて楽しめるでしょう。
「ロケ地だけを急いで回る」のではなく、島根そのものを観光するつもりで日程を組むと、より満足度の高い聖地巡礼になります。
ロケ地巡りと観光の両方を楽しみたい場合は、宿泊地を決めてから周辺スポットを組み合わせるのも一つの方法です。
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聖地巡礼で気をつけたいこと
ロケ地巡りでは、撮影場所だからといって自由に立ち入れるとは限らないことを覚えておきましょう。
特に本庄小学校は現在も学校として使われている施設です。児童や学校関係者の迷惑になる可能性があるため、観光施設と同じ感覚で敷地内へ立ち入ったり、校内を見学しようとしたりするのは避ける必要があります。
旧大谷小学校についても、撮影場所として紹介されているからといって、常時自由に内部を見学できるとは限りません。
また、大原新田付近には地域住民の生活の場や農地があります。車を路上に長時間停めたり、田畑へ入ったりせず、現地のルールを守りながら楽しむことが大切です。
文化財や神社では、それぞれの施設が定める参拝・見学ルールを優先してください。
VIVANTの撮影場所・島根ロケ地まとめ
『VIVANT』では、乃木憂助のルーツを描く重要な舞台として島根県が登場しました。
ドラマのストーリーと実際の土地が深く結び付いているため、ロケ地を訪れると乃木の人生をたどっているような感覚を味わえるかもしれません。
島根のロケ地を一覧でおさらい
島根県内で『VIVANT』の撮影に使われた主な場所は、次の7か所です。
- 島根県庁・国宝松江城大手前
- 本庄小学校
- 旧大谷小学校
- 出雲大社
- 櫻井家住宅・可部屋集成館
- 大原新田付近
- 鬼の舌振
なかでも、「乃木の実家を見てみたい」という人には櫻井家住宅、「ドラマと観光を両方楽しみたい」という人には松江城や出雲大社が訪れやすい候補です。
自然風景まで含めて作品の世界を味わうなら、大原新田や鬼の舌振がある奥出雲まで足を延ばしてみるのもよいでしょう。
VIVANTファンにおすすめの巡り方
時間に余裕があるなら、松江市・出雲市・奥出雲町をエリアごとに分けて巡る方法がおすすめです。
松江市では、島根県庁・松江城大手前を中心にドラマのシーンを思い返しながら散策できます。
出雲市では出雲大社を訪れ、卓と明美の結婚式の場面を振り返ってみましょう。
そして、乃木家の物語をより深く感じたいなら奥出雲へ。櫻井家住宅・可部屋集成館を中心に、大原新田や鬼の舌振を巡れば、乃木一家の過去につながる風景を追う旅になります。
島根の『VIVANT』ロケ地をじっくり楽しむなら、1泊2日以上の日程を組むと余裕を持って巡りやすくなります。
たとえば1日目は松江城や島根県庁周辺、2日目は出雲大社や奥出雲方面を回るなど、宿泊場所を基準にルートを決めるのもおすすめです。
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『VIVANT』の島根ロケ地には、ドラマを離れても魅力的な景色や歴史が数多く残っています。
作品のシーンと重ね合わせながら巡れば、テレビで見ていた『VIVANT』の世界を、より身近に感じられるはずです。
ロケ地巡りを旅行として楽しみたい人は、交通手段とあわせて宿泊先も確認しておきましょう。立地や予算、口コミを比較しながら選べば、自分の旅程に合った宿を見つけやすくなります。
※施設の公開状況、交通機関、営業時間、料金などは変更される場合があります。訪問前に各施設や観光協会の公式情報をご確認ください。

