熊野本宮大社へ泊まりで行くとなると、最初に迷うのが「どのあたりに泊まればいいんだろう?」ということではないでしょうか。
大社の近くに泊まれば翌朝の参拝はラクそう。
でも、せっかく熊野まで行くなら温泉に入って、ご当地の食事も楽しみたいですよね。
実際に宿を探してみると、熊野本宮大社の徒歩圏だけでなく、湯の峰温泉・川湯温泉・渡瀬温泉まで広げると選択肢が増えます。
なので、いきなり宿名から探すより、
参拝の近さを優先するか、温泉や食事まで楽しむか
を先に決めたほうが選びやすいです。
この記事では、本宮周辺と3つの温泉エリアを比べながら、楽天トラベルで予約できる宿を紹介します。
車なしで旅行する場合のバスや送迎、2026年末〜2027年の初詣で泊まるときに今の時点で分かっていることもまとめました。
熊野本宮大社の宿泊はまずエリアから決めよう
熊野本宮大社へ参拝するときの宿泊エリアは、大きく4つに分けて考えると分かりやすいです。
| エリア | こんな旅に合う | 本宮大社への移動 | 温泉 |
|---|---|---|---|
| 本宮周辺 | 翌朝すぐ歩いて参拝したい | 徒歩圏の宿あり | 宿による |
| 湯の峰温泉 | 昔ながらの温泉地にも泊まりたい | 路線バス・車 | あり |
| 川湯温泉 | 川沿いの温泉も楽しみたい | 路線バス・送迎・車 | あり |
| 渡瀬温泉 | 大きな露天風呂でゆっくりしたい | 路線バス・車 | あり |
「大社に一番近い宿が一番便利」と思いがちですが、1泊するなら夜の過ごし方も大事です。
温泉に入って夕食も宿で済ませたいなら、少し離れた温泉郷のほうが合うこともあります。
翌朝すぐ参拝するなら本宮周辺
「朝起きたら、そのまま歩いて熊野本宮大社へ行きたい」
という場合は、本宮周辺がやっぱり便利です。
熊野本宮観光協会では、本宮大社から徒歩5分のGuesthouse Trailheadなど、大社近くの小規模な宿を案内しています。
Guesthouse Trailheadは田辺市本宮町本宮590-2にあり、本宮大社から徒歩約5分。素泊まりの一棟貸しです。ほかにも本宮大社前バス停を利用できる宿があります。
ただ、本宮周辺は温泉旅館がずらっと並んでいる場所ではありません。
素泊まり宿もあるので、
「夕食をどこで食べるか」
まで考えてから予約したほうが安心です。
温泉にも泊まりたいなら湯の峰・川湯・渡瀬
せっかく熊野まで行くなら、
「参拝して帰るだけじゃなく、温泉にも入りたい」
と思う人も多いと思います。
そんなときは、本宮大社の近くだけで探さず、
- 湯の峰温泉
- 川湯温泉
- 渡瀬温泉
まで候補を広げてみてください。
この3エリアは本宮町内を走る路線バスで本宮大社前とつながっています。
車がなくても泊まれますが、本数は都市部ほど多くないので、宿を予約するときに翌日のバスまで見ておくのがおすすめです。
熊野本宮大社の参拝と合わせやすい温泉宿4選
ここからは、楽天トラベルへの掲載を確認できた宿を紹介します。
どこが一番というランキングではありません。
温泉、食事、翌日の移動を比べながら、自分の旅行に合う宿を見てみてください。
旅館あづまや|湯の峰温泉らしい滞在を楽しみたい人に
正式名称は旅館あづまや。
住所は和歌山県田辺市本宮町湯峰122です。
楽天トラベルにも「旅館あづまや<和歌山県>」として掲載されています。
本宮大社へは湯の峰温泉から路線バスで移動できる
あづまやは「湯峰温泉」バス停からすぐ。
紀伊田辺駅からはバス・タクシーで約90分、新宮駅からは約60分と案内されています。
熊野本宮大社へ向かう場合も、湯の峰温泉から本宮大社前への路線バスがあります。
現在公開されている時刻表では、たとえば湯の峰温泉8:00発→本宮大社前8:20着の便などがあります。
「温泉宿に泊まりたいけれど、翌朝の参拝も早めに始めたい」という旅でも組みやすい時間です。
ただし、時刻は改正されることがあるので、旅行日が近づいたら必ず最新の時刻表を確認してください。
送迎より路線バスを前提に考える
今回、あづまやについて本宮大社への定時送迎は公式情報で確認できませんでした。
そのため、車なしで泊まるなら、
湯の峰温泉バス停+路線バス
を基本に予定を組むのが分かりやすいです。
食事は温泉料理を楽しめる
あづまやでは、熊野牛を使った温泉しゃぶしゃぶや、朝食の温泉粥などが案内されています。
楽天トラベルにも夕朝食付き・素泊まりなどのプランがあり、2027年まで予約期間が設定されているプランも確認できます。
せっかく湯の峰温泉に泊まるなら、夕食付きで宿の中でゆっくり過ごすのもよさそうです。
温泉は5種類
館内では、
- 槙風呂
- さまし湯
- 蒸し風呂
- 露天風呂
- 家族風呂
などを楽しめます。
「参拝のためだけの宿」ではなく、温泉に泊まること自体を楽しみたい人に合わせやすいです。楽天トラベルで旅館あづまやの宿泊プランを確認する
山水館 川湯みどりや|車なしで翌朝の参拝まで組みやすい
正式名称は山水館 川湯みどりや。
住所は和歌山県田辺市本宮町川湯13です。
楽天トラベルにも掲載されています。
川湯温泉で泊まるなら、今回の4宿の中でも特に注目したいのが本宮町内への送迎です。
熊野本宮大社への朝の送迎がある
公式FAQでは、本宮町内に限って送迎を行っていると案内されています。
さらに熊野古道方面への送迎として、
- 8:00
- 9:00
- 10:00
に、発心門王子・伏拝王子・熊野本宮大社への送迎があります。
そのため、
「車なしで温泉宿に泊まりたい。でも翌朝の本宮大社への移動はできるだけラクにしたい」
という旅行ではかなり使いやすい条件です。
時間外や別の場所についてはフロントへの相談となり、送迎範囲は本宮町内です。
予約時かチェックイン時に、利用方法を確認しておきましょう。
路線バスでも本宮大社へ行ける
送迎を使わなくても、川湯温泉から本宮大社前への路線バスがあります。
現行時刻表では、紀伊田辺方面から来る龍神バスの便が、
川湯温泉8:07ごろ
↓
本宮大社前8:20
という流れで運行されています。
つまり、送迎だけに頼らなくても参拝ルートを作れます。
夕朝食付きプランを選びやすい
川湯みどりやでは、夕朝食付き、会席料理、朝食のみなど複数の宿泊タイプがあります。
2026年秋冬には熊野牛やクエを取り入れたバイキングプランも公式で案内されています。
川湯温泉にはコンビニがなく、周辺の飲食店も限られています。
車なしなら、個人的には夕朝食付きで取ってしまったほうが夜はラクです。
河原の露天風呂も楽しめる
川湯みどりやといえば、河原の露天風呂も楽しみのひとつ。
冬には川湯温泉の仙人風呂と組み合わせたい人もいると思います。
ただし仙人風呂は川を利用する温泉なので、天候や河川状況によって入れないことがあります。
仙人風呂が旅行のメインなら、開催状況を別記事で確認してください。楽天トラベルで山水館 川湯みどりやの宿泊プランを確認する
わたらせ温泉 ホテルやまゆり|大露天風呂を楽しみたいなら
正式名称はわたらせ温泉 ホテルやまゆり。
住所は和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1です。
楽天トラベルへの掲載も確認できます。
渡瀬温泉から路線バスで本宮大社へ行ける
「わたらせ温泉は車がないと厳しいのかな?」
と思うかもしれませんが、渡瀬温泉にも路線バスが停まります。
現在の時刻表では、たとえば朝の龍神バスは、
渡瀬温泉8:06ごろ
↓
本宮大社前8:20
と移動できます。
朝食時間との兼ね合いもあるので、この便を使うなら宿にも相談しておくとよさそうです。
白浜駅から無料送迎あり
やまゆりではJR白浜駅との無料送迎があります。
現在案内されている時間は、
白浜駅発13:00 → ホテル
帰りは、
ホテル発10:30 → 白浜駅
です。
1日1便で、前日までの予約が必要です。
白浜旅行と熊野本宮大社を一緒に回るなら、かなり使いやすい送迎です。
ただし、これは白浜駅とホテルを結ぶ送迎。
「熊野本宮大社までいつでも送ってもらえる」という意味ではないので、そこは分けて考えてください。
夕朝食付きプランあり
楽天トラベルでは、夕朝食付きの会席料理プランや素泊まりなどを確認できます。
2027年3月31日まで設定されているプランもあります。
夜に外へ食べに出るより、
「温泉に入ったあと、そのまま宿で夕食」
という過ごし方に向いています。
大露天風呂と貸切露天風呂
わたらせ温泉には大露天風呂と貸切露天風呂があります。
宿泊者は大露天風呂を利用できます。
参拝だけを考えれば徒歩圏宿のほうが便利ですが、
「熊野まで来たから温泉旅行らしい夜にしたい」
なら候補に入れたい宿です。楽天トラベルでホテルやまゆりの宿泊プランを確認する
わたらせ温泉 ホテルささゆり|部屋や食事まで楽しみたいなら
正式名称はわたらせ温泉 ホテルささゆり。
住所はホテルやまゆりと同じ和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1です。
こちらも楽天トラベルへの掲載を確認でき、2027年3月31日まで設定されている宿泊プランがあります。
本宮大社へは渡瀬温泉からバス移動できる
ホテルやまゆりと同じ渡瀬温泉なので、路線バスを使って熊野本宮大社へ移動できます。
朝の便なら、渡瀬温泉から本宮大社前まで十数分ほど。
車なしでも参拝はできます。
白浜駅と熊野古道方面への送迎あり
楽天トラベルでは、
- JR白浜駅:白浜駅13:00発/ホテル10:30発
- 熊野古道方面:ホテルへ要問い合わせ
と案内されています。
どちらも前日までの予約が必要です。
熊野古道方面への送迎は、行き先や時間を宿に確認してから利用しましょう。
食事を楽しみたいなら夕朝食付き
夕食には熊野牛などを取り入れた創作和食会席のプランがあります。
朝は和定食で、季節によって温泉粥や温泉湯豆腐も案内されています。
「宿では温泉だけ入れればいい」というより、
客室・夕食・温泉まで含めてゆっくり過ごしたい
という旅行に合います。
ささゆり宿泊者専用の温泉も
ささゆりには宿泊者専用の貸切露天風呂や内湯があります。
さらに吊り橋を渡れば、わたらせ温泉の大露天風呂も利用できます。
温泉をいくつか楽しみたい人には面白い宿です。楽天トラベルでホテルささゆりの宿泊プランを確認する
4宿の違いを比較
| 宿 | 本宮大社への移動 | 宿送迎 | 食事 | 温泉 | こんな旅に |
|---|---|---|---|---|---|
| 旅館あづまや | 湯の峰から路線バス | 本宮大社への定時送迎は確認できず | 夕朝食付きあり | 5種類の浴場 | 湯の峰温泉らしさを楽しみたい |
| 山水館 川湯みどりや | 路線バス・車 | 本宮大社へ朝8・9・10時など | 夕朝食付き・朝食付きなど | 河原露天風呂 | 車なしで参拝と温泉を両立したい |
| ホテルやまゆり | 渡瀬から路線バス | 白浜駅送迎 | 会席など夕朝食付きあり | 大露天・貸切露天 | 大きな露天風呂を楽しみたい |
| ホテルささゆり | 渡瀬から路線バス | 白浜駅・熊野古道方面 | 創作和食会席など | 専用貸切露天+大露天 | 部屋・食事・温泉を楽しみたい |
「どの宿が一番近いか」だけでは、かなり性格が違います。
私なら、
翌朝の参拝を最優先 → 本宮周辺
温泉+車なしで移動しやすくしたい → 川湯みどりや
温泉街の雰囲気 → あづまや
露天風呂や宿時間を楽しむ → わたらせ温泉
くらいに分けて考えます。楽天トラベルで熊野本宮大社周辺の宿を確認する
車なしなら冬のバスを予約前に確認
熊野本宮エリアは車なしでも旅行できます。
ただし、冬は少し注意が必要です。
湯の峰・渡瀬・川湯から本宮大社へ路線バスがある
2026年9月19日改正の現行時刻表では、紀伊田辺方面から来る龍神バスが、
湯の峰温泉 8:00
↓
渡瀬温泉 8:06
↓
川湯温泉 8:07
↓
本宮大社前 8:20
という時間で運行されています。
午後にも温泉地から本宮大社へ向かう便があります。
さらに熊野御坊南海バスや奈良交通の便もあるため、温泉地に泊まったからといって、必ず車が必要というわけではありません。
ただ、本数は限られます。
宿を予約する前に、
行きのバス → 宿泊 → 翌日の本宮大社 → 帰りのバス
まで一度つなげてみてください。
12月10日までは期間限定「温泉号」もある
2026年は、龍神バスが期間限定で「温泉号」を運行しています。
運行は、
2026年9月19日〜12月10日
です。
湯の峰温泉9:25発
↓
本宮大社前9:45
↓
発心門王子10:00
で、予約は不要です。
便利な便ですが、12月11日以降は使えません。
12月後半や年末年始の旅行で、「ネットで見た9:25のバスに乗ればいい」と予定を立てないように注意してください。
冬は発心門王子行きの一部が運休する
もうひとつ気をつけたいのが、熊野古道を歩く場合です。
熊野本宮観光協会の現行時刻表では、本宮大社前7:20発→発心門王子7:35着の便など、4月〜11月末だけ運行する便があります。
つまり12月以降は、熊野古道を歩くためのバス選択肢が少なくなります。
本宮大社への参拝だけなら温泉地からのバスがありますが、
「発心門王子から熊野古道を歩いて本宮大社へ」
という予定なら、冬季運休まで確認してください。
2026年末〜2027年の初詣で泊まる場合
年末年始に行く人は、ここが一番大事です。
2027年初詣の公式案内はまだ発表されていない
2026年10月3日時点では、熊野本宮大社公式サイトで確認できる初詣案内は2026年初詣分です。
そこでは、
- 1月1日:0:00〜17:00
- 1月2日〜15日:8:00〜17:00
と案内されています。
ただし、これは2026年1月の情報です。
2027年1月も同じ時間になるとは限りません。
そのため、2027年の初詣記事として
「元日は0時から参拝できます」
と現段階で断定するのは避けます。
宿だけ早めに予約して、12月に2027年の公式案内が出たら参拝時間を確認するのがよさそうです。
年末年始の熊野本宮線は現時点では「通常運行」が基本
龍神バスは2025年12月の年末年始案内で、
毎年12月30日〜1月3日は一部路線を土日ダイヤで運行する
と案内しています。
そのうえで、熊野本宮線については通常通り運行するとされています。
このルールが変更されなければ、2026年末〜2027年始も熊野本宮線は通常運行になると考えられます。
ただし、2026年末向けの個別告知はまだ確認できません。
年末年始にバスを使う場合は、12月に入ってから龍神バスの公式サイトでもう一度確認してください。
期間限定便は年末年始には使えない
ここは間違えやすいです。
2026年に運行されている
- 熊野古道快速バス
- 温泉号
は、どちらも12月10日で終了します。
つまり、クリスマスや年末年始の熊野旅行では利用できません。
12月11日以降は通常の路線バスを前提に予定を組んでください。
熊野本宮大社の宿泊でよくある疑問
熊野本宮大社まで歩ける宿はありますか?
あります。
本宮大社から徒歩数分のゲストハウスなどがあります。
翌朝すぐ参拝したいなら便利ですが、素泊まりの宿もあるので夕食まで一緒に考えておきましょう。
湯の峰温泉から熊野本宮大社へバスで行けますか?
行けます。
現行ダイヤでは朝8:00発→本宮大社前8:20着などの便があります。
ほかのバス会社の便もあるため、旅行日の最新時刻を比較してください。
川湯温泉から車なしでも参拝できますか?
できます。
路線バスがあるほか、川湯みどりやでは朝8:00・9:00・10:00に熊野本宮大社などへの送迎を案内しています。
車なし旅行では便利な条件です。
わたらせ温泉からもバスで行けますか?
行けます。
渡瀬温泉バス停から本宮大社前へ向かう路線バスがあります。
ホテルやまゆり・ささゆりには白浜駅との予約制無料送迎もあるので、白浜方面から入る旅程とも組み合わせられます。
2027年の元日は何時から参拝できますか?
2026年10月3日時点では、2027年初詣の公式開門時間はまだ発表されていません。
前年は元日0:00〜17:00でしたが、2027年も同じとは限りません。
12月に熊野本宮大社公式サイトを再確認してください。
熊野本宮大社の宿泊は翌朝の移動まで考えて選ぼう
熊野本宮大社へ泊まりで行くなら、
「大社から一番近い宿はどこ?」
だけで探さなくても大丈夫です。
翌朝すぐ歩いて参拝したいなら、本宮周辺。
温泉街らしい時間も楽しみたいなら湯の峰温泉。
温泉に泊まりながら、車なしで本宮大社への移動もしやすくしたいなら川湯温泉。
大きな露天風呂や宿で過ごす時間まで楽しみたいなら渡瀬温泉。
そんなふうに考えると、かなり決めやすくなります。
楽天トラベルでは、
- 旅館あづまや
- 山水館 川湯みどりや
- わたらせ温泉 ホテルやまゆり
- わたらせ温泉 ホテルささゆり
の掲載を確認できました。
2026年末〜2027年1月に泊まる場合も、現時点で2027年まで設定されている宿泊プランがあります。
ただし、宿が予約できることと、2027年初詣の参拝時間・バスダイヤが確定していることは別です。
年末年始なら、
- まず宿を確保する
- 12月になったら熊野本宮大社の初詣案内を確認
- 同時に龍神バス・熊野御坊南海バスなどの年末年始ダイヤを確認
という順番で準備すると予定を組みやすいです。楽天トラベルで熊野本宮大社周辺の宿泊プランを確認する
※宿泊プラン、送迎、バスダイヤ、初詣の参拝時間は変更される場合があります。この記事は2026年10月3日時点の公式情報・楽天トラベル掲載情報をもとに確認しています。

