旅行の準備で「ヘアアイロンを持って行くかどうか」で迷った経験、ありませんか?
いつものスタイリングを保ちたい一方で、荷物はなるべく減らしたい…。特に飛行機移動や海外旅行では、電圧の問題や破損リスクも考えないといけませんよね。
そこで今回は、あえて「ヘアアイロンを持って行かない」という選択をした人たちの理由や代替方法、そして実際の体験談までをご紹介。スタイリングの工夫や便利グッズを知れば、次の旅はもっと快適でおしゃれになりますよ!
「そもそも本当に必要?」旅行にヘアアイロンを持って行かない人の理由とは
荷物を減らしたいから
旅行に行くとき、多くの人が悩むのが「荷物の量」ですよね。特に飛行機や電車など、持ち運べる荷物が限られている場合、なるべく軽くコンパクトにしたいもの。
そんなときに意外と場所を取るのがヘアアイロンです。コードがあるタイプや高性能モデルだと、重さもあるし専用ケースが必要なことも。服やコスメのように「必須」とまでは言えないため、「なくてもなんとかなるなら持って行かない」という選択をする人が増えてきています。
さらに、移動が多い旅やアクティブな予定が詰まった旅行では、荷物の軽量化が疲れを軽減する効果も。身軽な旅はストレスフリーで快適です。
海外対応の機種が限られている
海外旅行の場合、電圧の違いにも注意が必要です。日本の電圧は100Vですが、例えばアメリカは120V、ヨーロッパは220〜240Vの国が多いです。この違いを知らずに日本製のヘアアイロンを使うと、最悪の場合、故障して使えなくなるだけでなく、発火の危険性もあるんです。
変圧器を用意するという手もありますが、それ自体がまた荷物になりますし、手間もかかります。そのため、海外旅行に慣れている人ほど「いっそヘアアイロンは置いて行こう」と割り切る傾向があります。
代わりにその国のスタイリング文化に合わせて、現地でアイテムを調達するという楽しみ方もあります。
ホテルや宿に備え付けがあることも
最近では、ビジネスホテルや観光向けのホテルに「ストレートアイロン」が備え付けられているところも増えてきました。特に女性向けサービスに力を入れているホテルでは、ヘアドライヤーだけでなく、ヘアアイロンやくるくるドライヤーなども無料貸し出ししているケースがあります。
事前にホテルの設備情報をチェックしておけば、自前のヘアアイロンを持参する必要がない場合も。宿泊先に設備があるか確認するだけで、荷物の軽減に繋がります。
故障・破損リスクが気になる
精密機器であるヘアアイロンは、意外と壊れやすいアイテムでもあります。スーツケースの中での衝撃や湿度、電圧の違いなどが影響して、旅行先で動かなくなってしまうことも。
お気に入りの高価なヘアアイロンを持ち歩いて、うっかり壊してしまった…となれば、かなりショックですよね。そんなリスクを避けるために、「普段使っているものは家で保管」「旅行中は別の手段でカバー」という判断をする人も増えています。
旅行中は自然体を楽しみたい派も多い
旅行は、普段の生活から少し離れて「自分らしさ」を再発見するチャンスでもあります。特に最近は、「ナチュラル」「自然体」「素材美」といった価値観が広がっていて、完璧なスタイリングにこだわらない人が増えてきました。
旅先では、風に髪がなびいて自然にふんわりするくらいがちょうどいい、という考え方も魅力的です。写真に写る姿も「いつもよりラフでいい感じ」となることも多く、結果として「持って行かなくて正解だった!」という声もよく聞かれます。
ヘアアイロンなしでも大丈夫!スタイリングをキープするテクニック
夜のうちにスタイリングしておく方法
朝の時間を有効に使いたい旅行中には、前日の夜にスタイリングを済ませておくのが効果的です。髪をしっかり乾かしてからブラシで整え、ストレートやウェーブを作って寝ることで、朝のセット時間を大幅にカットできます。
コツは、ヘアスタイルが崩れないように「寝ぐせ防止キャップ」や「ナイトキャップ」を活用すること。これがあるだけで、翌朝の髪型の完成度が変わってきます。また、ヘアミストやオイルを使って髪を整えておくと、潤いもキープできて一石二鳥です。
三つ編みやお団子で寝ぐせを予防
髪をそのままにして寝てしまうと、どうしても寝ぐせがついてしまいますよね。そこでおすすめなのが、三つ編みやお団子にして寝ること。
簡単にできる上に、朝起きたときに自然なウェーブができてオシャレ感もアップします。特にロングやミディアムの方には三つ編み、ショートやボブの方には小さめのお団子が効果的です。ゴムはきつく結びすぎないようにして、軽くまとめるのがポイントです。
スタイリング剤を活用するコツ
ヘアアイロンがないときでも、スタイリング剤をうまく使えば整った髪型はキープできます。ポイントは、自分の髪質に合ったアイテムを選ぶこと。
たとえば、くせ毛や広がりやすい髪には「オイルタイプ」や「ミルクタイプ」、ペタンとしやすい髪には「軽めのワックス」がおすすめです。旅行用のミニボトルも多く市販されているので、持ち運びにも便利。前髪だけ整えたいときなどにも大活躍してくれます。
寝癖直しミストの活用法
朝、髪を濡らすのが面倒なときに便利なのが「寝癖直しミスト」。シュッと吹きかけて手ぐしで整えるだけで、驚くほどまとまりやすくなります。特に湿気や乾燥で広がりやすい旅行先では大活躍。
香り付きタイプなら、気分もリフレッシュできて一石二鳥です。旅先のコンビニやドラッグストアでも手に入りやすいのも魅力。朝の準備を簡単にしたい人にはぜひおすすめです。
時間がない朝でもできる簡単スタイル
旅先の朝は、観光や移動でバタバタしがち。そんなときは「時短ヘア」が活躍します。
例えば、ヘアゴム1本でできる「くるりんぱ」や「ねじりアレンジ」、全体をゆるくまとめる「ローポニー」などは、手間も時間もかからず見た目も可愛いスタイルです。
ピンやクリップを使えば、よりアレンジの幅が広がります。旅行用に数本のピンをポーチに忍ばせておくだけで、朝の支度がぐっとラクになります。
ヘアアイロン代用アイテムを活用しよう
ダイソーなど100均で買える便利グッズ
旅行にヘアアイロンを持って行かないと決めたなら、代わりに役立つグッズを活用するのがおすすめです。
まず注目したいのが、ダイソーやセリアなどの100円ショップ。最近の100均は本当に優秀で、ヘアアレンジ用のカーラーやシリコン製のヘアバンド、髪をしっかり固定できるピンなどが揃っています。
中でも「スポンジカーラー」や「夜用巻きカーラー」は、寝ている間に使えて朝にはふんわりカールが完成する優れもの。かさばらず軽いので、旅行カバンに入れても邪魔になりません。価格も手頃なので、旅先でなくしても気にならないのも魅力の一つです。
コテ代わりに使えるカーラーやピン
ヘアアイロンの代用として最も定番なのが「カーラー」です。カーラーにはさまざまな種類がありますが、旅行中におすすめなのは「マジックカーラー」や「スポンジタイプ」。
これらは熱を使わず髪を巻けるので、電源が不要で安心です。使い方も簡単で、朝起きたら巻いておいて、その間にメイクや着替えを済ませれば時短にもなります。
また、前髪だけ巻いておく専用カーラーもあるので、前髪命な方にも嬉しいアイテム。ピンを併用すれば、くせづけやまとめ髪もしっかりキープできます。
蒸しタオルで髪を整えるテクニック
もしスタイリングアイテムを忘れてしまっても大丈夫。ホテルにある「タオル」を使って髪を整える裏ワザがあります。
それが「蒸しタオル」。タオルを濡らして軽く絞り、電子レンジ(あれば)やドライヤーで温めてから髪に当てると、熱と蒸気で髪が柔らかくなり、形を整えやすくなります。
特に朝の寝ぐせ直しや髪の広がりが気になるときには効果的。オイルやミストと合わせて使えば、さらに仕上がりがアップします。
帽子やヘアバンドでアレンジ
どうしても髪がまとまらない日は「隠す」こともひとつの手。帽子やヘアバンドはおしゃれに見せつつ、スタイリングを簡略化してくれるアイテムです。
特に夏の旅行では、紫外線対策としても帽子は便利。キャップ、麦わら帽子、バケットハットなど、コーデに合わせて選ぶと旅行の写真も映えます。
ヘアバンドは前髪を上げるだけでも一気に印象が変わるので、ファッションの一部として取り入れるのも◎です。
シンプルなゴムだけで作るおしゃれアレンジ
特別な道具がなくても、ゴムひとつあれば十分かわいく仕上げられるのが今どきのヘアアレンジ。
例えば「くるりんぱ」や「ローポニー」、髪をねじって結ぶだけの「ねじねじアレンジ」は、手間も少なく旅行中にぴったりです。
ポイントは、結んだ後に少し髪を引き出してラフなニュアンスを出すこと。簡単なのに手をかけたように見えるので、旅先のカフェや観光スポットでもおしゃれ感が出せます。シンプルな黒ゴムやスプリングゴムなら、荷物も増えず便利です。
ヘアスタイル別!旅行中におすすめのアレンジ例
ショートヘア向け:簡単ワックスアレンジ
ショートヘアの方は、ヘアアイロンなしでも比較的セットがしやすいのがメリットです。旅行中は、スタイリングワックスを使って毛先に動きをつけたり、前髪の形を整えたりするだけでこなれ感が出ます。
特に「マットワックス」や「クリームワックス」は、自然な束感を出したいときにおすすめ。旅行先では、あえてラフに崩したヘアスタイルが、抜け感を演出しておしゃれ度をアップしてくれます。
短時間で仕上がるので、朝の準備もスピーディー。さらに、ピンやカチューシャでアレンジを加えれば、印象も簡単に変えられます。
ボブ向け:外ハネ風ナチュラルスタイル
ボブスタイルの人には、「外ハネ風アレンジ」がぴったり。実は、ヘアアイロンを使わなくても、髪の乾かし方やスタイリング剤の使い方で外ハネ風に仕上げることができるんです。
ポイントは、髪を乾かすときに毛先を下から少し持ち上げるようにしながら風を当てること。仕上げにワックスやバームを毛先に軽くなじませれば、自然な動きとツヤ感のあるスタイルが完成します。
ボブはスタイリングの幅も広いので、クリップやピンで前髪を上げたり、ハーフアップにするのもおすすめです。
ミディアム向け:ねじりハーフアップ
ミディアムヘアの方には、アレンジがしやすく華やかに見える「ねじりハーフアップ」がおすすめ。トップの髪を左右に分けて、それぞれねじって後ろでゴムで結ぶだけ。たったそれだけで、フェミニンでこなれた印象に仕上がります。
旅行中の食事やちょっとしたお出かけにもぴったりで、写真映えも◎。ねじった部分を少し引き出すと立体感が出て、より可愛らしい印象になります。
ヘアアクセサリーをひとつ加えるだけで、ぐっとおしゃれ感が増しますよ。
ロングヘア向け:三つ編み&くるりんぱ
ロングヘアの方には「三つ編み」や「くるりんぱ」を組み合わせたアレンジが人気です。
髪が長いぶん、まとめるだけでボリューム感が出て、華やかな印象になります。たとえば、サイドの髪を三つ編みにして後ろでくるりんぱするだけで、凝った印象に。
さらに残りの髪を緩めにまとめると、大人っぽくエレガントなスタイルになります。旅行先のディナーやちょっと特別な日にもぴったりです。ゴールドのピンやリボンを加えると、より上品に見えます。
くせ毛さん向け:活かしてまとめるコツ
くせ毛の方は、無理に真っ直ぐにするよりも「くせを活かす」スタイルに挑戦してみるのがおすすめ。
湿気の多い地域では、どうしても広がりやうねりが出やすくなりますが、それを逆に生かして「無造作風ヘア」にすれば、旅行中も楽ちんです。
スタイリング剤は保湿力のあるミルクタイプや、まとまりを与えるオイル系がおすすめ。髪をまとめるときも、くせを生かして軽く編み込んだり、お団子にしたりすると、自然なボリュームとおしゃれ感が出ます。写真に映るときも、ナチュラルな雰囲気で素敵ですよ。
実際どうだった?ヘアアイロンなし旅行のリアル体験談
SNSで話題!ヘアアイロンなし旅の口コミ
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、旅行時の持ち物についての投稿が多く見られます。その中でも「ヘアアイロンを持って行かなかったけど大丈夫だった!」という声は意外と多く、共感を呼んでいます。
特に「ナチュラルなヘアスタイルで過ごすのも気持ちよかった」「髪を巻かなくても旅先の写真がいい感じだった」といった意見が目立ちます。
また、「宿にアイロンがあった」「現地で急遽買ったミストが超便利だった」など、現地対応で乗り切ったという体験も紹介されていて、他人の工夫を知ることができる貴重な情報源になっています。
荷物が減って快適だったという声
実際にヘアアイロンを持って行かずに旅行をした人の感想で多いのは、「荷物が軽くなって本当に快適だった」というもの。
ヘアアイロン自体の重さに加え、コードや収納ポーチも含めると、意外とかさばるんですよね。しかも壊れ物扱いで気を遣うとなれば、持って行かない選択はとても合理的。
特にバックパックで移動する旅行やLCCを使った国内外の短期旅行では、軽量化が大きなポイント。代用アイテムを数点持っていくだけで十分だった、という声も多く、特に旅慣れた人ほどこの選択をしているようです。
髪をまとめる習慣ができて朝が楽になった
「ヘアアイロンを使わない=髪を巻けない」と不安に思うかもしれませんが、実は旅行中に「髪をまとめる」という習慣ができて、朝の準備が楽になったという人もいます。
簡単に結ぶだけ、くるりんぱやお団子にするだけでもそれなりに見えてしまうのが旅行マジック。いつもは巻き髪必須だった人も、「旅の間だけでも楽してみよう」と思ったことで、結果的に朝の余裕が生まれ、時間にも気持ちにも余裕ができたという人が多数いました。
実際はちょっと困ったエピソードも
とはいえ、「やっぱりあればよかったかも…」というエピソードももちろんあります。たとえば、雨や湿気が多く髪が爆発してしまったとか、ホテルにアイロンがあると思ったらなかった、というパターン。
また、現地で急に予定が変わって「ドレスアップが必要なディナー」に参加することになり、「巻き髪ができたらなぁ…」と後悔したという体験談も。こうしたエピソードからは、ヘアアイロンを持って行かない場合でも、最低限の対策グッズやスタイリング方法を知っておくことの大切さがわかります。
ヘアアイロンを持って行くか迷っている人へのアドバイス
最終的には、自分の髪質や旅行のスタイルによって判断するのがベストです。もし髪質が扱いやすく、軽量化を優先したいならヘアアイロンなしでも十分対応可能。
一方で、くせが強くてアイロンがないと不安、特別なイベントがある、という人はミニサイズやコードレスタイプを検討しても良いでしょう。
また、「持って行かない派」に挑戦してみるなら、この記事で紹介したスタイリングテクや代用グッズをフル活用して、快適でおしゃれな旅行を楽しんでください。
まとめ
旅行にヘアアイロンを持って行かないという選択は、決して妥協ではなく「より快適な旅のための工夫」でもあります。
荷物を減らしてストレスを軽減しつつ、スタイリングの工夫や代用アイテムで十分に美しい髪型をキープできます。特に最近はナチュラル志向が高まっており、完璧なセットよりも「ラフで自然なヘアスタイル」が支持される傾向にあります。
この記事で紹介したテクニックやアイテムを活用すれば、ヘアアイロンなしでも安心して旅行を楽しめるはず。次回の旅ではぜひ、荷物を軽くして身軽に、そしておしゃれに過ごしてみてください。